Fat Tuesday Air Line
Gospel Music
So Good!
/COlorado Mass Choir
 ~Featuring Joe Pace





 シンガーソングライター&プロデューサー、ミュージシャンでもあるジョー・ペースによって
95年に結成されたColorado Mass Choirの、98年にリリースされた2枚目のアルバムがコレ。
99年のステラアワードのトラディッショナル・クワイア・オブ・ザ・イヤー、トラディッショナル・
アルバム・オブ・ザ・イヤー、クワイヤ・オブ・ザ・イヤー、プロデューサー・オブ・ザ・イヤーのほかに、DOVEアワードのトラディショナルアルバム・オブ・ザイヤー、トラディショナル・ソング・オブ・ザ・イヤーにタイトル曲の「So good!」がノミネートされた顔を持つ。

 2004年にもグラミー賞にノミネートされた彼らは、結成当時から着々とフェイマス・クワイアに
成長してきた。最近のアルバムは、わりとさらりとした感覚のものが多いけれど、
これはどっしりと、太い! 何がどう太いか、といわれると、イメージなので困るのですが、
どっしりと、太くて、重い。ライブ録音だからホールの音響、マイクの位置などが計算されているのかもしれないけど、男性と女性の声のバランスがすごくよくて、しっかり力強く、どっしりと重みがあるから、その分、声の厚みがハンパじゃないのだ。

 1曲目のイントロからしてギターの早弾き、そこに稲妻とともに天から何かが光臨したような迫力でクワイアが一声にどか〜んと「Send your latter rain〜」と歌いだす! 2曲目はベースが響くメロディラインもキャッチーな「So Good!」、合間にトラディッショナルソングの
「Holy,Holy,Holy」やメロウな美メロを挟んで一息ついたら、今度はギター&ベースがタイトなビートをキープするファンク「Press 」(ゲストボーカルのAnn McCaryの歌声が炸裂! この曲は関西をメインに活躍するSpiritual Voicesも得意にしていますね)。さらに、またまたクワイアのハーモニーも美しい「God Said Not So」と緩急をつけておいて・・・
きますよ〜タンバリンを打ちたくなるような裏打ちリズムバリバリの「God Will Surely Answer Prayer」が! 繰り返されるスチールギターのソロにオルガンが絡み、
そこにサックスが乱入! 楽器も歌っているようなすごさだ。つわもの集めましたって感じ。
そしてラストは「Stir Up '98」。ゲストボーカルのRev.Kenneth Wellの声が、また太くて大きくて圧巻。コール&レスポンスあり、サックスソロもバッチリで、ラストを飾るにふさわしい高揚感のある曲だ。

 はじめから最後まで、ライブのステージングをそのまま閉じ込めた、緩急織り交ぜたすんばらしいバランス。太くて重くてブリブリファット、ブラックらしい表情豊かなアルバムになっていて、
聞いていて飽きません。

 その昔、ファンキー伊達オヤジのトム・ジョーンズ(彼は黒人じゃないけれど)のアルバムに、
みうらじゅんが「声はおなかから出さなきゃだめなのよ!」と、コメントを書いていたけど、
なんだかそれを今思い出した。
太くてどっしり、大地にしっかり立ってます!そんな感じの名盤です!

 ちなみにJoe Paceの本名は、Joseph W.PaceU。
はいこれ、豆知識。